1989年【流氓差婆】 Thunder Cops U
邦題 : 「サンダードラゴン」
麻薬取引中に銃撃戦が始まり、主犯の四面佛を捕らえようとした新米の女刑事・南(呉君如/サンドラ・ン)は、
反対に人質にされ、自分を救おうと犯人の言いなりに銃を捨てた父親を目の前で殺されてしまう。
復讐に燃える南は、刑事として腕を磨き、麻薬中毒の女・阿珍(柏安[女尼]/アン・ブリッジウォーター)を使い
情報を得ようとする。
そんな時、阿珍からある店で取引が行われるという情報をもらった南は、上司の指示を無視し取引の店に現れる。
しかし、肥七(成奎安/シン・フイオン)には麻薬を持ち逃げされるし、四面佛も取り逃がしてしまう。
そこで南は、肥七の弟・賢(周星馳/チャウ・シンチー)から、肥七の居所を聞き出そうとする。。。
これは呉君如が主役なので、星馳は後半部分から(前半に後姿のちょっとだけは出演するが)しか出てこない。
そいで、出てきてから何故かずぅ〜っと痛がってる気がする(笑)。多種多様な痛がり方もまた必見。
特に、星馳が足の弾を呉君如に抜いてもらうシーンは「0061北京より愛をこめて!?」を思い出してしまう(笑)。
ここでは○毛まで燃やされちゃったりして、更に呉君如と殴り合いしてるかと思うと急にキスしちゃったりして、
ホントにもぉ〜可愛い星ちゃん!(←バカ;)
足を撃たれて意識朦朧とした星馳を肩に担ぐ呉君如の逞しくカッコいいこと!(担がれてる星馳はちょっと情けないが;)
でも、ラストでは傷ついた呉君如を抱きかかえて、犯人グループと戦う力強い男星馳も見られるのが嬉しい。
シャドーで見せるシーンはちょっとね;なんだけど。
全体的に暗く重い映画だが(特に前半は麻薬中毒の女性役を演じてる柏安[女尼]が悲し過ぎる)、 後半に星馳が出るようになると、急に明るくコメディタッチになるのが救いで、父親を殺した犯人に復讐することだけを 考えて生きてきて、恋愛とは無縁的なキャラの呉君如が、ほのかに抱く星馳への恋心にホッとする。 でもエンディングがファンとしては辛い。
お薦め度 ★★★★☆