1990年【小偸阿星】 Sleazy Dizzy (未公開)
この映画のVCDは中文も英文も字幕がつきません。なので、「漫畫威龍」と並んで、いえ、それ以上に内容が
わかりません;
以下のストーリーはあくまでもこんな感じだろ・・と言う私の勝手な想像と、パッケージの中文を参考に
書いているものですので的はずれかもしれません。また、役名はパッケージに表示されているものを引用しています。
潜入捜査中の刑事・龍(陳觀泰/チェン・カンタイ)は、取引をしている最中に、深い傷を受け記憶を
なくしてしまう。そして彼は病院を抜け出し、何者かに襲われていた胡(胡慧中/シベール・フー)を助けたことから、
彼女の部屋に招かれる。そこへ、盗みに入ろうとやってきたコソ泥の星(周星馳/チャウ・シンチー)。
間抜けな星は胡に捕まってしまうが、龍は彼を何故か親類と信じ込み、行動を共にするようになる。
最初は嫌がっていた星だが、彼が取引のお金5000万ドルを隠していると知ると一転、彼の記憶を取り戻させようと
必死になる。
一方、執拗に龍を追い続ける方(方中信/アレックス・フォン)は、何も知らない胡を利用したり、
龍が記憶喪失状態なのを利用して妻に化けた女性を送り込んで抹殺しようとするが失敗し、黒幕に殺されてしまう。
実はこの黒幕こそ龍の上司だったのだ----。
タイトルは”コソ泥星ちゃん”。最初こそコソ泥だけど、あとは機転がきく気のいい青年です。
龍の記憶を取り戻させようと、色のついたライトを頭や両腕などに巻きつけて、へんてこな踊りを踊るところや、
妙にかわいい寝ぼけ姿が、この映画のメインってところでしょうか(そうなのか?^_^;)。
星仔の動作は見ているだけで面白いのだけど、なんせ、字幕が一切無いので何を言ってるのか
さっぱり解りません!
共演のアクション女優さん(胡慧中)は、パンツが見えるのなんか かまっちゃいられない!
という体を張ったアクションを見せてくれますが、何故か弱っちい役柄です(笑)。
なんでもこの方、'89年の「群狼大戦」という映画の撮影中の事故で、火だるまになってしまい火傷を負ったらしい。
でも、治ったら即 映画復帰したという凄い根性の女優さんです。
もう一人の共演者・方中信(若い頃より今の方が断然男前な気がする)。彼はインタビューで、
'93年以前の自分の出演映画(方平監督の「棄卒」という映画を除いて)は全部ゴミ!」と言ってたけど、
この映画もそうなのかなぁ。ま、確かに彼の役はつまんない役だし、映画としてもイマイチの出来かも。。。
星仔はかわいいんですけどね〜。
お薦め度 ★★★☆☆